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2017-04-25

一周年の御礼

4月15日(土)に一周年感謝祭を開催しました。
春らしい穏やかな日和に恵まれ、桜もちょうど満開でした。

10時よりお祓い、続いてお神楽の奉納です。
祭壇には佐島の海の幸、山の幸をお供えし、佐島八幡神社の宮司様より勿体ない祝詞を頂きました。
お神楽は去年のお披露目と同じく因島の中庄神楽団の皆さま。災いを祓う「御先祓」と、エビス様が佐島に釣りにいらっしゃるお目出度い演目の「蛭子では楽しいアドリブに笑い、菓子撒きに沸きました。写真はライターの増田薫様ご提供です。有難うございました。

ご挨拶では、何よりも一年間温かく見守り、応援して下さった島の皆さまへのお礼を申し上げ、次に幾つか新しいご報告をさせて頂きました。

一つ目は、開業当初から汐見の家を支えてくれた工藤美絵さんが正式に汐見のスタッフになり、管理人の富田桂子さんとの二人体制になるご報告です。昨年の秋には方向性が定まっていたのですが、ご挨拶が遅くなりました。縁あって佐島に移住されたお二人は、それぞれに輝く個性を持ち、素晴らしいチームワークで汐見の家を切り盛りしています。
けいこさん、みえさんをこれからもどうぞ宜しくお願い致します。

二つ目は、佐島移民史への取り組みです。ロバート汐見だけでなく、明治大正期に世界に飛躍した佐島の方々の歴史を何かの形で留めたいと願っていましたが、この度、愛媛大学法文学部丹下ゼミの学生さんが卒論のテーマとして「上島町における人口移動」を研究されることになり、その一環で「佐島移民史」を手掛けて下さることになりました。来年はロバート汐見の渡米百年にあたります。佐島で移民の歴史を知る方は大変少なくなりましたが、残された記憶を出来る限り記録に留めたいと考えておりますので、心当たりのある方はどうぞご協力頂きますようお願い致します。

三つ目は、僭越ではございますが、「こまなん自動車」の開業です。有り難い巡り合わせで、僅かながらお手伝いをさせて頂くことが出来ました。近々町内で説明会が開催される予定ですが、親しくさせて頂いている島の高齢者の皆様が安心して免許を返上出来たり、通院や買い物のご不便が少しでも楽になれば、これ以上の喜びはありません。開業後、お礼方々改めてご報告させて頂きます。

開業して一年経つとはこういう事かと感慨深いものがあります。まだまだ出来ていない事ばかりですが、ひとつひとつ進めて行きたいと思います。
心より御礼申し上げます。

西村 暢子拝

写真 2017-04-25 7 35 00

右から みえ、けいこ、のぶこ

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愛媛大の皆さん

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中庄神楽団「御先祓」

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