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2016-05-02

お披露目の御礼

 4月24日(日)に開業のお披露目を開催しました。
佐島の方を中心に120人近い方にお越し頂き、感謝の気持ちで一杯です。余裕を持ったつもりで70個拵えて頂いた紅白餅があっという間になくなり、念の為にと用意した手ぬぐい100枚が半分になっていました。

椅子や座布団が足りないのはもちろん、玄関土間からも人が溢れ、ご不便をお掛けした皆さまには本当に申し訳ありません。
お祓いにも多くの方にお立ち会い頂き、けいこさん一家とノブコのご挨拶の後、座敷でお神楽を二番奉納して頂きました。
間近に見るお神楽は迫力があり、沢山の方から良いものを見せて貰ったと有難いお言葉を頂きました。

急なご依頼を快く受けて下さった熊箇原八幡神社の井川宮司様、貴重なお休みの日に舞い方と囃し方合計5名でお越し頂きました中庄神楽団の皆さまに改めて御礼申し上げます。

家を処分するつもりで30年ぶりに佐島を訪れた時からちょうど4年が経ちました。最初は自分でも出来ると思えず、反対する身内もいる中で、我ながら無茶をして来たと思いますが、数え切れない程の人の縁、時の運に助けられ、開業を迎える事が出来ました。

再生に取り組んだ2年半で一生分の借りを作ってしまいましたが、この先「ありがとう」を返し続ける人生を送るのはとても幸せな気がします。お世話になった皆さま一人ひとりにお礼を申し上げなければいけないのですが、先ずはこの場を借りて心より御礼申し上げます。忘れた頃にノブコから間抜けな礼状が届いたら笑ってお許し下さいませ。(昔から私は作文が大の苦手で、時間が掛かる割に、大した内容が書けないのです。)

さて、汐見の家が整い、これから魂を入れて行くのがスタッフです。管理人のけいこさんは今月4日に伊予市から越して来ました。
海外のゲストハウスで働いた経験を活かし、島で子育てをしたいと3才と2才のごうちゃん、ここちゃんを連れての移住です。
一緒に地区の挨拶回りをしましたが、島のおじちゃんおばちゃんに目を細められ、小さい子供がいるといいわねえと仰って頂き有難いです。春の海辺をゆったりと歩く3人を見ていたら、私も20年遡ってこの島で子育てをやり直したくなりました。

四国や尾道のゲストハウスは昨年ベビーブームだったそうで、先日訪れた尾道でも子供を抱いて対応して下さったゲストハウスがありました。工夫は要りますが、昔はあたりまえだった子供のそばで働ける仕事は素敵だと思います。けいこさん、仕事も子育ても存分に楽しんで下さいね。

開業スタッフはまた奇跡のような御縁に恵まれました。今治の名ゲストハウス、シクロの家で2年間メインスタッフを務めたミエさんが2ヶ月間アドバイザーとして常駐してくれます。また、今月開業したばかりの尾道のゲストハウスみはらし亭で出会った日本一周中のトシくんが、1ヶ月近く滞在して開業準備を手伝ってくれています。出会いに感謝、志に感謝感激です。

ホームページと開業準備が追い付かなかったため宣伝を控えていましたが、そろそろ始動します。五大陸から(南極は無理かな)ゲストに来て頂き、島のおじちゃんおばちゃんとまったりお茶して欲しいです。

2年半ほぼ毎月通った佐島は人も自然も文化も歴史もみな素晴らしく、その魅力を出来るだけ多くの人に知って頂きたいと思います。また、佐島がいっそう楽しい島になるために、出来る事からこつこつと取り組んで行きたいと思います。妄想のようなアイディアは沢山ありますが、一人では何ひとつ出来ません。汐見の家の活動を面白いと思って下さる皆様のご参加をお待ちしております。
どうぞこれからもよろしくお願い致します。

西村 暢子拝(長々すみません)
〇路地の入口に置かれたけいこさん手作りの案内板

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〇お花を有難うございました!お祝儀も頂き感激です。
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〇中庄神楽団の熱演。この演目は建御雷神(タケミカヅチ)と建御名方神(タケミナカタ)の国譲りの戦い。大人気でした。
小さいお子さんが怖いお面の建御名方神が怖くて泣いてしまったのですが、それでも目を離せず食い入るように見ていました。
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〇河原デザイン・アート専門学校の皆さんも来て下さいました!けいこさんご家族と歓談。

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〇お土産は島のおかあさんたち手作りの紅白餅。
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〇汐見の家にツバメが戻って来てくれました。(屋根裏に巣を掛けようとしたので残念ですが撃退。来年は軒先に巣作りしてね!)

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