ゲルハルト・リヒター作品展(上島町豊島)8月28日までの土・日・祝日
ドイツの世界的な現代芸術家ゲルハルト・リヒターのガラス作品が期間限定で公開されています。
今は無人島となった豊島(とよしま)に、リヒターの作品「14 Panes of Glass for Toyoshima, dedicated to futility」ただ一つを納める「ゲルハルト・リヒター THE TOYOSHIMA HOUSE」があります。この建物もリヒター本人のアイデアとデザインに基づいて建てられたそう。
写真は6月19日の午後に撮影したものですが、見る角度と太陽の角度によりガラスの写り込みが刻々と変わる様に圧倒され、1時間以上を過ごしました。
交通手段は限られており、因島土生港または下弓削港からニューうおしま2号が1日2便のみ。因島や弓削島から直接行くのが便利ですが、汐見の家を拠点にする場合は以下の行程をお勧めします。
(往路)
15:29 佐島港発 芸予汽船 土生行き 大人170円
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15:40 弓削港着
15:52 弓削港発 ニューうおしま 魚島行き 大人330円
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16:12 豊島港着 「THE TOYOSHIMA HOUSE」までは徒歩5分程度。
(復路)
17:57 豊島港発 ニューうおしま 土生港(中央桟橋)行き 大人330円
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18:17 弓削港着
18:50 弓削港発 芸予汽船 今治行き 大人170円
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18:56 佐島港着
汐見の家に公式カタログと本展示の特集を組んだ「CASA Brutus 6月号」を置いています。鑑賞の前後にご覧下さい。
<関連サイト>
【瀬戸内・豊島】ゲルハルト・リヒター作品を一般公開(特定非営利活動法人ピースウィンズ ・ジャパン)
現代美術の世界的巨匠による「ゲルハルト・リヒター THE TOYOSHIMA HOUSE」が完成!(瀬戸内アートプラットフォーム)

入口のガラスに「Gerhard Richter 14 Panes of Glass for Toyoshima, dedicated to futility」の文字。

竹藪の中に佇むシンプルな直方体の建物。 外壁はカナダ産のレッドシダー、内壁の板張りにはドイツ産のモミを無塗装で使用。

周囲の竹もガラスに重層的に映り込む。観客自身や他の観客の映り込みも作品の内。

日が傾くとガラスの端がプリズムになって虹が出現。

刻々と変わる光と影

同じ豊島の「ヴィラ風の音」も土日祝と予約がある時のみオープン。テラスから海が広がる。

ニューうおしま2号。因島、弓削島、豊島、高井神島、魚島を1日2-4便繋ぐ。

公式カタログ。デッサン、写真、評論(林寿美、ディートマー・エルガ―、日英文)、リヒターの他のガラス立体作品写真